「世界一美味しいシナモンロールの作り方の授業」 シナ活@池尻大橋①

今日もテクテク、シナモンロールを求めてクマンダは冒険へでかけます!

 

今回のシナ活の舞台は田園都市線「池尻大橋駅」

大学は渋谷区だったものの、なんだかんだ池尻大橋って降りたことがない…

初めての出会いに期待です!!

 

<訪れたお店>

TOLO PAN TOKYO

PNBcoffee

 

今回は「TOLO PAN TOKYO」さんに絞ってご案内します!

 


TOLO PAN TOKYO

「世界一美味しいシナモンロールの作り方の授業」

 

 

 

池尻大橋駅東口から徒歩30秒!!

アクセスの良さはこの近辺のパン屋さんの中ではダントツ◎

白を基調としたモダン感あふれる外観、「TOLO」と堂々と書かれている看板が目印!

 

 

 

シナモンロールはデニッシュタイプ。

「杏のみりん漬け」をくるんでいる斬新なシナモンロール。

これまでにない新しさがキラッと光ります。

「デニッシュ」「あんずのみりん漬け」は店主さんの大好物!

夢いっぱい、愛もたっぷり詰め込まれたシナモンロールは「大好き」の結晶。

 

きび糖の優しい甘さが特徴のデニッシュに、ゴロンゴロンに詰め込まれた杏とリンゴの酸味が美しくカモフラージュ。上にテットリ乗っかったフォンダンには「リンゴリキュール」を使っているそう。

「デニッシュ」「みりん漬け」「フォンダン」この3つの相乗効果の誕生に立ち会えます!

 


★こだわり

こだわりは「シナモンの使い分け」「生地の主張を抑える」

 

①シナモンの使い分け

シナモンは「カシア」と「セイロン」2種ありますが、TOLO PAN TOKYOさんではこの2種を使い分けてシナモンロールを作られています。スパイシーさが効いたカシアは巻き込む用に。上品な香りが特徴のセイロンは上から振りかける用に。バターの香りと上品なセイロンシナモンの香りがよく合うんだとか。

ちなみに、「シナモンの使い分け」をしているお店に出会ったのはTOLO PAN TOKYOさんが初めてです!!使い分けという発想がまずなかったです!勉強になりました!!

 

②生地の主張を抑える

「パンはわき役として食べて欲しい。」

パン屋さんらしくない店主さんの大胆な発言に驚きを隠せません!!

パンを食べる感じではなく、シナモンやフルーツを食べている感じが欲しい。そのため、具材をお包み込むデニッシュは優しい食感と、うすい皮にこだわるとのこと。生地はデンプンの主張を抑え、具材の引き立て役として活躍してもらいたいそうで。

TOLO PAN TOKYOさんのシナモンロールの生地は、縁の下の力持ち的な存在

 

 

 

断面はフルーツ畑!

 


 

TOLO PAN TOKYOさんでは、お客さんの声から新しい商品が作られることがよくあるそうです。

シナモンロールのご要望も2~3年前にあって、それから置くようになったんだとか。

でもご要望をそのままやらないのがTOLO PAN TOKYOさんの方針。

 

「半歩先のものをつくる。

店主さんがそうおっしゃるのは、お客さんをびっくりさせたいから。

一歩先では何をしたのか、わからなくなってしまうので「半歩先」が調度良いそうです。

 

「発想が死んだら終わり。」

「みみずのようにアイデアを出していく。」

「具現化できるかできないかではなく、アイデアを出すことが大切。」

「何をしていてもアイデアを出す、考える。あれを作ったら楽しいとか考え続けるのが職人だ!」

 

でてくるでてくる名言の数々。

興奮しすぎてメモを取っている手が止まらない止まらない!!!

美しく、たくましい言葉のシャワーをじゃぷじゃぷと浴びさせていただきました。

『TOLO PAN TOKYO 名言集』是非とも書籍化していただきたいですね!

 

 

シナモンロールのほかにも、アイディアの結晶たるパンたちが目白押し。

 

 


★最後にTOLO PAN TOKYOさんにとって、シナモンロールって何?

 

ずばり「デザート」!!

 

重たい食感になりがちだけど、食前と食後どちらかと言われたら食後に食べたいもの

 

そんなデザートであるシナモンロールを、店主さんはお店の商品の中でも一番?食べられているらしいです(笑)

自分の「大好き」を詰め込んだからこそ一番になるのは当然ですね!!

 

好き嫌いをはっきりさせておかないと美味しいものは作れない。

それがはっきりしていないとぼやけたものができていしまい、切れ味のないものができあがる。だからこそ、美味しいものを作るためには、嫌いなものを分析する必要があるのだと店主さんは語っておられました。

 

私は食べる専門ですが、自分の好き嫌いについてまだ詰めが甘いのかもしれないと考えさせられました。

シナ活をするうえで好き嫌いにこだわっていると、シナモンロールとの出会いを狭めてしまうことになるので、とりあえずチャレンジ精神でなんでも食べるようにはしています。たとえワサビ入りの、どう見てもまずそうなシナモンロールがあったとしても私は食べます。(罰ゲームみたいな言い方でスミマセン…笑)

シナモンロールや食べ物だけでなく、行動する時ってなにかと選択を迫られます。その選択肢の中で、今の私に最も寄り添ってくれるものって何なのか、幸せを最大限にしてもらえるものは何かという期待値の高さが、選択の判断基準の指標となります。

私の場合シナモンロールを今は「知る」という段階なので、好き嫌いというところまで落とし込むことができていませんが、今後もっとシナモンロールの世界に溺れて自分の好き嫌いを分析したいと思います。「食べたい!!」ってここぞの時に、「じぁ、今の私にはこの子がいいかな。」って具合にピンポイントで寄り添ってくれるシナモンロールをセレクトできるようになりたいです!!

今度の座談会でも、皆さんとシェアしたい「問い」でした!

 

 

「発想力」「アイディアの出し方」「分析」などなど、今受講している講座で学んでいることにマッチしすぎている内容を、シナモンロールを通じて学ぶことができました!ちょうどこの日は休講だったので、こういったお話まで伺うことができて、とんでもなく嬉しかったです!!

 

 

5分ほどの簡単な取材の予定が、カフェでコーヒーまでご馳走していただき、じっくりお話を伺うことができました。

TOLO PAN TOKYOさん、学びのある有意義な時間をありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

次回のシナ活は・・・

池尻大橋と中目黒の中間地点に佇む「PNBcoffee」さん!

フォトジェニックでオシャレなシナモンロールの世界をご案内!

お楽しみに~♪

 

「カメラは必須、目で楽しむシナモンロール」 シナ活@池尻大橋②

(PNBcoffeeさんの記事です)

 

 

【リンク】

TOLO PAN TOKYO

池尻大橋駅から徒歩5分

PNBcoffee

池尻大橋駅から徒歩10分

中目黒駅から徒歩14分

 

<関連記事>

シナ活@荻窪

シナ活@北高崎

コメントを残す